山岳トンネル掘削ガイダンスシステム
MoGraSS(モグラス)

概要

画像解析合成システムMoGraSS(Movie and Graphics Synthesis System)を使った切羽施工管理システムです。
レーザーでは不可能であった、「ガイダンス」を可能にした新しいシステムです。

特徴

POINT

1

画像によるガイダンスのため、操作がわかりやすい

POINT

2

切羽における4種類の施工実績が記録可能

POINT

3

システム構成はカメラとPCのみ

主な仕様

画像によるガイダンスのため、操作がわかりやすい

MoGraSSのメイン画面には、カメラで撮影されるリアルタイム動画上に、設計情報に基づいた目標とするべきラインなどが表示されるため、直感的に操作ができます。

切羽における4種類の施工実績が記録可能

本システムには、大きく分けて4つの機能があります。
これらの機能を用いることで、現場での描画や測量を行う必要がなくなり、従来は記録が残せなかった4つの施工実績を記録することができます。

 

▼削孔誘導・管理
装薬孔を削孔する箇所をジャンボのオペレーターに示します。オペレーターは示された表示に従って、ガイドセルを操作することにより、設計通りに削孔することができます。
さらに、削孔の様子を記録することもできます。これにより、従来はできなかった削孔管理(削孔箇所・ガイドセルの挿し角などの管理)を行うことができます。
ユーザーは、この記録をもとに余掘りやアタリの原因究明をすることもできます。


▼吹付コンクリート厚管理
従来は、吹付けたコンクリートが乾燥した後代表箇所のみ厚さを計測していましたが、本システムであれば、面全体の吹付コンクリートの厚さをリアルタイムに計測することができます。
さらに、複数箇所の厚さを記録し管理することができます。

 

▼支保工建て込み管理
支保工の建て込み位置をオペレーターに示します。
さらに、実際に建て込んだ座標を映像とともに記録することができ、支保工建て込みの施工管理を行うことができます。

 

▼ロックボルト誘導管理
ロックボルト挿入孔を削孔する位置をオペレーターに示します。
さらに、実際に削孔した位置を記録することができ、施工管理を行うことができます。

システム構成はカメラとPCのみ

掘削する切羽の計画線が、リアルタイム動画に重ねて、オペレータ席に設置されたタッチモニター式PCに表示されます。

粉塵の影響を受けることなくスムーズかつ正確に掘削を進めることができます。

当社のトンネル統合管理システムCyberNATM®を合わせてお使いいただくことで、直感的な掘削と掘削後の出来形のチェックをシームレスに行うことができます。

導入による効果

本システムを導入することにより、切羽における施工管理を円滑にし、的確なガイダンスにより安全な施工を図ります。

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